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Mark Levinson パワーアンプ ML-3 買取
型番 ML-3
仕様 ・定格出力:200W+200W(8Ω、両ch駆動、連続正弦波、20Hz~20kHz、THD 0.2%以下)
・最大出力電圧 45V(チャンネル当り)
・最大出力電流 30A(チャンネル当り)
サイズ
W(幅) : 483.00mm H(高さ) : 266.00mm D(奥行) : 620.00mm
重量(kg):45.0kg
発売年
高額買取ランク
rank5
Mark Levinson パワーアンプ ML-3の特徴
マークレビンソン パワーアンプ ML-3は、1977~1981年代に発売されたパワーアンプです。すべての種類のスピーカーで駆動可能となる大出力を確保しつつも、音のクオリティをどこまで向上できるかという挑戦への解答のために開発されたステレオパワーアンプです。
このパワーアンプ ML-3は、発売当時の価格は248万円(カタログ参考価格)と、当時の値段でも相当に高価な物であっただけに、マークレビンソン初期の製品では別格という一品です。電源部に片チャンネル当り1.2kVAという大型トロイダルトランス&大容量のキャパシターを搭載しており、ピークで片チャンネル当り30Aの大電流で45Vほどのパルスを送り出すことができる能力を持っています。
ML-3の内部は、完全モノラルコンストラクションで、使用しているパーツ類も高精度な品を厳選しているのがポイントです。なかでも、内部配線に極太の純銅製で作られたケーブルを使用しているのが特徴です。ダンピングファクターは後面の切替スイッチでNOM・LOW・HIGHの3段階に切替えることができて、スピーカーに対しての適応性がさらに高められています。
マークレビンソンのパワーアンプといえば、やはり見た目が一番です。ML-3はマークレビンソン初期のパワーアンプということもあり、見るからにゴツく、いかにも力強さを感じさせる外観となっています。同年代のスピーカーと合わせて聴けば、文句ない低域とダイナミックさを充分に聴かせてくれます。アナログorCDでも、迷いがない力強さでぐいぐいと引っ張ってくれます。
重量級の初期モデルであるマークレビンソンのパワーアンプ ML-3は出てくる音もパワーがあり38cmのウーファー、低音圧レベルのスピーカーなども力強くドライブさせるスペックを持っています。小さい音量でも引き締まった響きがありますが、音量が大きくなったときでも低域が締まっている感は持続性を発揮している傾向です。
ML-3は中域の音に的を絞っている印象ですが、低域の速さもあり、音の間を埋める音感で、マークレビンソンのサウンドの方向性をとてもよく示したパワーアンプだといえます。
Mark Levinson マーク・レビンソンの歴史
1973年、ハイエンドユーザー向けにmark levinson氏が『LNP-2』と言う高級オーディオ・アンプを発売したのがmark levinsonと言うブランド設立の由来です。
この高級オーディオ・アンプ『LNP-2』は、その当時としては突出した性能を持ち世界中のオーディオメーカーに研究された逸話を持っています。
1974年にmark levinson製モジュールを搭載した高級オーディオ・アンプ『JC-2』を初めて発売しました。この高級オーディオ・アンプ『JC-2』がmark levinson社のオーディオ・アンプの元祖と呼ばれることとなります。
mark levinson社のオーディオ・アンプ設計での絶対的な理念としていたのがモノラル設計に拘ると言うことでした。
別々の独立した2つのモノラル回路を一つの筺体にまとめることで、オーディオ・アンプをステレオ化することに成功。
この構成を『デュアルモノラル構成』と呼び、mark levinson社を代表するオーディオ・アンプの殆どに採用されています。
しかし、そんなモノラルに拘り続けたmark levinsonも、1980年代頃からモノラル構成に限界を感じ出し、従来のモノラル・モジュールからカード式モジュールへ改良を行い、更に音質の向上を実現することに成功します。
そうして誕生したのがプリアンプ『ML-7L』でmark levinsonを代表するスタンダードモデルとしてオーディオマニアからも高い評価を受けることとなりました。
この頃からmark levinsonはハイエンドブランドのオーディオメーカーとしての地位を確立しました。
1990年代に入るとオーディオ業界にも変革の時期が訪れ、アナログからデジタルへと急速に変化していくことになりました。
そんな時期にmark levinsonプリアンプの最高傑作と言われた『No.26SL』が発売されました。この『No.26SL』は世界中で賞賛を浴び、mark levinsonの名を更に高めることに成功します。mark levinson歴代プリアンプの中でも最高の評価を受けたのが、1997年に発売された『No.380L』と『No.380SL』です。
デジタル化が進む中でmark levinsonも時代に合わせた回路構成をを行い、単一回路で行える物は単一化し機能性・音質改善に力を注ぎ、最新集積回路デバイスを用いて誕生したのが『No.380L』と『No.380SL』です。プリアンプの頂点を極めたmark levinsonですが現在でもその評価が落ちることはありません。
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