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Mark Levinson パワーアンプ No.27L 買取
型番 No.27L
仕様 ・実効出力:100WX2(8Ω)
・入力:アンバランス(LEMO)1系統、バランス(XLR)1系統
サイズ
W(幅) : 483.00mm H(高さ) : 175.00mm D(奥行) : 450.00mm
重量(kg):31.5kg
発売年
高額買取ランク
rank5
Mark Levinson パワーアンプ No.27Lの特徴
マークレビンソンのパワーアンプ No.27Lは、1989年に発売された、No23Lの開発によって得られた技術をもとに生まれたステレオパワーアンプです。
電源トランスより左右に完全に分離された「デュアルモノラル構成」を搭載しています。電源部にトロイダルトランス2基・トータル45,000μFのコンデンサーを採用し、さらに無酸素銅ブスバーによりパワートランジスタに最短の距離でパワーを送ります。
電圧を増幅している段は、カスケードで接続されたトランジスタ差動アンプを2段構成にして、ディスクリートの安定化した電源回路を使用しています。そらから、この部分は3段のダーリントンSEPP構成にもなっています。
マークレビンソン社独自の目線から、パワーアンプにとって必要な回路を研究して、全帯域にわたり一定の50kΩで変動しない入力インピーダンスに、出力段にはとても低い内部インピーダンス化等が施されています。No.27Lのノイズ対策では、入力端子にπ型ハイカットフィルター・DCカット用コンデンサー、ACラインにラインフィルターを使用しています。
電源を投入した時の大電流から電源部部品を防御するサージリミッター回路、アンプ出力の段やスピーカーユニット破損を守る、高速動作可能のプロテクション回路を採用しています。「CAMACコネクター」による通常の入力に加え、キャノン型のコネクターでバランス入力を使用しています。
ブリッジ接続によって、ハイパワーモノラルアンプとして使用することもできます。放熱フィンが美しいマークレビンソンのベストセラー、パワーアンプ No. 27L。サウンドはマークレビンソンらしいストレートさ・力強さに溢れていて、厚みがある中域やよく伸びる高域が音楽情報のソースをそのままに伝えます。
1989年という時代のマークレビンソンらしさをよく表わしていて、No.27Lの音を聴けばすぐに、なぜマークレビンソンの製品が高級コントロールアンプ機の名を欲しいままにしていたのかが、よく分かる商品です。パワーアンプ No.27Lは無信号の時はとても静かで、音楽信号を入れれば力強いパワー感ですっと立ち上がります。発熱もそれほど有りません。また、BTL接続に対応しています。保護回路も付いてますが、正常動作の時は音質に影響を与えることがない設計になっています。
Mark Levinson マーク・レビンソンの歴史
1973年、ハイエンドユーザー向けにmark levinson氏が『LNP-2』と言う高級オーディオ・アンプを発売したのがmark levinsonと言うブランド設立の由来です。
この高級オーディオ・アンプ『LNP-2』は、その当時としては突出した性能を持ち世界中のオーディオメーカーに研究された逸話を持っています。
1974年にmark levinson製モジュールを搭載した高級オーディオ・アンプ『JC-2』を初めて発売しました。この高級オーディオ・アンプ『JC-2』がmark levinson社のオーディオ・アンプの元祖と呼ばれることとなります。
mark levinson社のオーディオ・アンプ設計での絶対的な理念としていたのがモノラル設計に拘ると言うことでした。
別々の独立した2つのモノラル回路を一つの筺体にまとめることで、オーディオ・アンプをステレオ化することに成功。
この構成を『デュアルモノラル構成』と呼び、mark levinson社を代表するオーディオ・アンプの殆どに採用されています。
しかし、そんなモノラルに拘り続けたmark levinsonも、1980年代頃からモノラル構成に限界を感じ出し、従来のモノラル・モジュールからカード式モジュールへ改良を行い、更に音質の向上を実現することに成功します。
そうして誕生したのがプリアンプ『ML-7L』でmark levinsonを代表するスタンダードモデルとしてオーディオマニアからも高い評価を受けることとなりました。
この頃からmark levinsonはハイエンドブランドのオーディオメーカーとしての地位を確立しました。
1990年代に入るとオーディオ業界にも変革の時期が訪れ、アナログからデジタルへと急速に変化していくことになりました。
そんな時期にmark levinsonプリアンプの最高傑作と言われた『No.26SL』が発売されました。この『No.26SL』は世界中で賞賛を浴び、mark levinsonの名を更に高めることに成功します。mark levinson歴代プリアンプの中でも最高の評価を受けたのが、1997年に発売された『No.380L』と『No.380SL』です。
デジタル化が進む中でmark levinsonも時代に合わせた回路構成をを行い、単一回路で行える物は単一化し機能性・音質改善に力を注ぎ、最新集積回路デバイスを用いて誕生したのが『No.380L』と『No.380SL』です。プリアンプの頂点を極めたmark levinsonですが現在でもその評価が落ちることはありません。
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